これからまちはどうなるの?
〜課題と向き合う市民で、仕組みを作る〜

日時:平成16年7月6日(火) 9:30〜15:30

場所:今治市民活動センター(愛媛県今治市別宮町8-1-55)

講師:川北秀人氏(IIHOE代表)

(第1部) 9:30〜12:30   参加者:市民19名  議員5名

(第2部)13:30〜15:30   参加者:議員6名  市民8名

午前の部 午後の部

参加者:市民19名 議員5名
市民と議員が同じ席につき、日ごろ感じている
「まちの課題・理想・原因」を出し合いました。


@レクチャー「地域の課題を政策に」
Aワーク  「気づき共有・整理」
・参加者が地域で「問題だ」「心配だ」と感じていることを「理 想」や「原因・背景」と共にカードに書き出しました。
・緊急性・スケールの2つの軸で整理する。
・課題に対して「市民の責任」「企業の責任」「行政の責任」に 分けて書き出す。
・先進事例の紹介をもらう。

参加者:議員6名 市民8名
議員による意見交換会が行われました。
市民の有志がオブザーバー参加です。

@振り返り 「ねらいと活用の仕方」
 出されたカードを読み、その後、カードの活かし方を共有する。

A意見交換
 気になる課題についての意見交換。2010年から2020年のまちの強みを考える時間を持つ。

B市民オブザーバーの意見
 市民オブザーバーからの意見をもらい、今後の継続を考える。

vol.1

市民参加の政策づくりへの関心が高まり、今治市でも行政が設ける委員会や審議会に、公募による市民が参加するケースが多くなってきました。しかし、その多くは十分なパートナーシップが実現できておらず、真の市民参加のレベルとは言えない部分があります。市民参加の仕組みは、地方自治の論理で言えば、選挙で選ばれた首長や議員が、まち全体の合意事項を取りまとめていることで成しえているはずです。しかし、まちの課題が多様化していること、さらに選挙に無関心な市民が増えている現状を考えると、市民の真意は、どのように反映されるべきものなのかを、今一度考える必要性を感じます。

そんな中、今治地域では多くの市民団体が活発な活動を展開し、新しい公共の形を模索し始めています。彼らの活動がグレードアップし、社会変革を視野に入れた戦略的な取り組みが可能になれば、これからのまちづくりの大きな力になることと思われます。ただ、課題には気付いても、それをまとめて提案する力、分析する力などはまだまだ弱く、信頼を得て、政策提言・実行の力を十分に備えているとはいい難いのが現状です。

本研修会では、NPO活動家や議員の皆さんにお集まりいただき、地域の課題を政策へ反映させる仕組みづくりを考えるワークショップを行いました。「まちの課題」を多岐にわたり発表し、緊急性、スケールの軸で整理をしました。行政、企業、市民、議員が互いの力をどう活かしていくかのヒントに触れることができたと思います。参加者から「これまでこのような機会がなかった。続けてほしい」と参加型学習会の継続を求める声があがっており、次回への足がかりを感じることができる研修会でした。

HP
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